東大1S 法と社会
社会科学の中でもシステム理論という見方で法を理解する本を読んでいく
一年にはヘビーだけど挑戦したければぜひ、と
ゴール(本を理解)が明確で、法学覗いてみたい自分に良さそうblu3mo.icon
いや、でも馬路ゼミの先輩の話を聞いた感じだとメインストリーム法学ではなさそう 一度法学を学んだ上で、法を別の角度から見て面白〜となる授業?
法学初心者が最初に見るべきものではなさそう..?
基礎を知らずに分野の異端に触れると相対的/批判的に見れず、こういうものなのかと納得してしまうのが危険そう 追記
実際に受けてみた感想としては「異端」という表現は違うかもblu3mo.icon
メタ的な段階から法を見ているので、左右に偏っているとかではなく上という感じ
なので上記の不安は杞憂だった気がする
法学を学んだ後に受けた方が面白い授業ではあると思うけど
でもめちゃくちゃ内容が面白そうなんだよな
分野は違うけど興味はど真ん中な感じがする
「法学」を学ぶとは思わず、「システム理論的な社会の見方」を学ぶと思って受ければ良い? 東大1S現代と法と西土先生のものを一緒に取ればメインストリーム法学と比較できて良いかも オムニバス講義は具体的な感じだから、アプローチも違って良さそう
理論的反省の経験は、「思考の型の中で全体を推論すること」である。したがって、法の内的視点からとはいえ、反省理論を探究することは、様々な分野の学生にとっても刺戟的であるように考えられる。 物事をメタ的に捉える練習になるで、って言ってる?blu3mo.icon -.icon
以下ノート
法源:
暴力(=政治)
国家の暴力なり議会(政治システムのアクター)なりで決められている事を法源とする感じ
平等っていいよな、みたいな事を前提として置いている
これは法をメタ的に判定するので、上位の法であると言っている
確かに〜blu3mo.icon
システム理論的なシステムの話
時間: 時点か
過去と未来を区別する時点こそが現在
"過去"と"未来"がそれぞれの瞬間に置いて存在して、その区切り点が「現在」という捉え方
まあせやな、という気持ち
システム理論 applied to 法
圧縮と再認
法実証主義におけるシステムの捉え方(トップダウン)と違って、システム理論におけるシステムはサイクルとして捉えているっぽい?
法命題 -> 実践 -> 実践知 -> 法命題
というサイクル
これが圧縮と再認の連鎖?
法システムは、作動の回帰的かつ水平的な動的ネットワーク(システム理論の視点からすると)
回帰プロセスは、上で言及したサイクルの話
水平的な動作: 他のシステム(学問システムとか)と接して作動するという話
多分この捉え方を伝えるのがこの授業のCoreの目的?blu3mo.icon
法実証主義は書籍のメディアを前提としていたけど、システム理論はコンピューターを前提としている
updateみがあるblu3mo.icon
歴史的 or 普遍的?
時代を超えた普遍的な思想というよりは、コンピューターの発展によって生まれた時代の産物だ、と言える
もしくは、時代を超えた普遍的なアイデアであるとも言える
この点は、ルーマンの主張については曖昧/揺れ動いている
ヴェスティングは後者を支持
うーん、個人的には前者の方が理解できるblu3mo.icon
物理法則を発見する前から物理法則は作動していたのと同じでは
あー、でも法学に関しては法則を発見する事自体が影響をシステムに及ぼす、みたいな所もあるから普遍的ではないと言える?
学問システムto法システムの影響、みたいな
システムは自己の無矛盾性を導けないみたいな考え方の影響を受けた?
法学に応用すると、
あらゆる法が実定法であるならば、非‐実定法は法ではない。しかし、そうだとすると、その実定法を認識可能にする命令ないし規則は、この実定法自体に属する規則ではあり得ないことになる
そうなの?(飛躍がすぎる気がする)blu3mo.icon
体系的なヒエラルキー構造がある、と
ここは自習
対象の確かさではなく、対象を捉える方法の確かさに論点が移った
数学を使った厳格な視点を持ったことで、普遍的な法則あるなという考え方に
そうなるとさらに数学等の厳格な視点を使う様に
Ex: ニュートン
この考え方が、体系的, 普遍的, 一貫性のある法を考えようという流れに繋がった
現代の自分からすると当然の発想な気がするけど、自然哲学以前はなかったという話かな
ホッブスの理論(民衆から湧く権力によって君主が成り立つ、みたいな)も自然哲学みがあるのはこの影響だよ、と ホッブスの理論は、権威主義的側面もあるけど、君主とその他を同じレイヤーに落とし込んだという意味で自由主義的な面もある、という話?blu3mo.icon
法の民族性を捉える
これは、法実証主義(実定法のみ見る, それ以外の規範は無視) を方法論として採用している 「大学の法研究者が考える法」のみの一元論
ドイツの法学には、諸侯や国王の政府による政治的立法に対する深い不信が長く支配的であったらしく、なので学問由来の体系的な法を扱おうという考えらしい
民族に存在する人間関係を、論理的に法として体系化していこうという流れ?
一般性 > 法制度 > 法命題というヒエラルキー
民族に存在する考え方等を一般化した「一般性」(実践空間にある物)を元に法を組み立てよう、という意味かなblu3mo.icon 民族精神という曖昧な物を法に落とし込んで論理的に明らかにするのが、体系化だと言っている これは、民族の同質性を前提においている
そんな一般化できる物なのかな..?blu3mo.icon
産業化の前は社会がそこまで階層化していなかった、という話らしいblu3mo.icon
産業化で同質性が崩れていった後、この考え方はだんだん難しくなってきた
ただ、これをヴェスティングは批判
学問システムから法システムを観察する時の「規範」を何とするかの議論
自習必要
法世界と社会の相互作用を見ながら、規範を見直していこうという話
イントロ
1~4章は、総論
1~4まで読めば、言いたいことがわかると
5~7
1~4の内容をより具体的に考えていく感じ?
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全体の感想
小難しい話を理解したこと(だけ)に満足を感じるのは良くなさそう
そもそも何の話をしているかを理解したい
そもそも何の話をしているんだっけ
法理論を再構築する
つまり、法(とそれを取り巻く社会)を説明する理論の話をしている
脳科学とかは多分今後学ぶ機会もあるけど、こんな奇怪な授業は多分他で取る機会はなさそう
あと仮に海外で同じ授業があっても、これを英語で学ぶとなるとさらにきつそう